後期基本計画にみるふじみ野地域とその周辺の将来
(地域の平成22年までの計画)
後期基本計画について
・後期基本計画とは?
富士見市第4次基本構想・後期基本計画のことです。富士見市の今後5年(平成18年度〜22年度)に取り組む施策を定めたものです。
・第4次基本構想について
まずは、富士見市第4次基本構想について先にお話します。
この構想は、平成12年度に策定されたもので、市の10年間(平成13〜22年度)の進むべき道を示したものです。
まずは基本理念をかかげ、それを実現するために、施策体系を決めて、何をするか、ということの概略を定めています。市役所の言葉を引用しますと『将来都市像の実現のための施策の大綱(まちづくりの目標)を定めたもので、計画期間は平成13年度から平成22年度までの10年間です。』となります。
将来都市像は、『−人と自然−ふれあいと思いやりあふれる生活環境都市』
となっています。
・後期基本計画について
これに対し、5年ごとに、その理念を具現化するために、どんな施策を実施するかを定めたものが基本計画で、前半の5年が、前期基本計画、後半の5年が、後期基本計画になります。 絵に描いた餅にならないように、予算的なこともある程度考えて策定されています。
市役所では『基本構想で定めたまちづくりの目標を実現するために、施策の基本方針等を体系的に示したもので、前期・後期の各5年間の計画となっています。』となります。
今回の後期基本計画は、市役所の総合政策部政策推進室が事務局となりました。一般企業でいうところの、総合企画部企画課とか、経営企画部企画推進グループといったところに相当する部門になります。
ここが中心になり、市役所庁内の各部門から選出したワーキンググループでの作業のとりまとめや、一般市民(市内団体推薦、公募)で構成する市民検討会議での意見を反映して策定されました。この後期基本計画の特徴としては、現在の状況や進捗率を示したこと、可能な限り数値目標を設定したことなどから、富士見市の将来のイメージをつかみやすくなっているものといえます。さらに、5年間を直近3年、後半2年にわけ、概ね3年以内に完了するのか、5年かかるのか、それ以上なのか、ということがわかりやすくなりました。
さらに、実際に施策がどのように実施されるかを簡単に説明します。
・実施計画について
基本計画のもとで、期間3年の実施計画というものが策定されます。これは、施策をどのように実施するか、ということを予算概算とともに決定するもので、直近1年のものは、基本的に次年度予算に組み込まれます。
年度 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 備考 第4次基本構想 前期基本計画 後期基本計画 実施計画
毎年見直し
(ローリング)〜23年度 〜24年度 ここが大事なところで、実施計画にのらないものは、予算化されないということになってしまいます。これが決まるのは、前年度の夏頃のようで、各部門は施策を実現するために、それまでに施策原案を決めているわけです。
実施計画にのりませんと、当初予算からもれてしまいますので、そうなりますと補正予算で実施するほかなく、それは緊急度が高い場合に限られてしまいます。
この事例として、ふじみ野放課後児童クラブの施設増設が平成17年度補正予算で実施されたということがありますが、これは平成16〜18年度と平成17〜19年度の実施計画には載っていませんでした。また、2年目3年目に載ったとしても、順次繰り上がるものではなく、毎年ローリングという見直しが入り、消えてしまうことがあります。身近なところでは、勝瀬原記念公園の整備があります。
平成13〜15年度の実施計画で、平成14,15年度に整備と載りながら、翌年の実施計画で消えたということがありました。市役所の実施計画の定義は、『基本計画で定めた個々の施策を財政状況や社会情勢を考慮して実施する3年間の短期計画です。(ローリングを実施します。)』で、ローリングの説明として『財政見通しや事業の進捗などにより、毎年度計画を点検し、修正していく方法。』とされています。
・基本計画を見ると地域の近未来が見えてくる
このように、実施計画は施策を実現するために、まずはここに載らないと難しいもの、といえますが、実施計画にのる施策というものは、あらかじめ基本計画で決まっていませんと、これまた厳しいといえます。
逆に、基本計画にのったものが、実施計画にのり、予算化され、実現される、と考えたほうがいいかもしれません。その意味で、今後5年の富士見市の変化、というものは、この基本計画を読むことによって、見えてくるといっていいと思います。
(C)たけたけ 2006